会社設立準備ノート

会社設立に必要な情報をまとめます。

自宅を事務所として設立する場合

メリット

自宅は持ち家ではなく、賃貸の場合について考えます。

  • 住居と別に事務所を借りると当然追加で賃料が発生するが、自宅兼ならそれが無い。
  • 家賃を会社の経費とすることができるため、自分個人の給与から支払う家賃が減るため、結果として手元に残る金額が増える。
家賃を経費とするメリットについて

(例)

  • 家賃:10万(月)
  • 会社の売り上げ:100万(月)
  • 会社の経費:20万(月)

上記の場合、80万が利益で、税率20%とすると、手元に残るのは、

80 - 80 × 0.2 = 64万

この額を丸々自分の給与とすると、ここから家賃を引くので、手元に残るのは、

64 - 10 = 54万

ここで、10万円のうち、5万円を事務所として経費にすると、経費が5万円増えて、経費は25万ですので、手元に残るのは、

75 - 75 × 0.2 = 60万

会社としての利益は減りましたので、自分の給与も減ってしまいましたが、支払うべき家賃は残り5万なので、

60 - 5 = 55万

となって、1万円多く手元に残りました。

デメリット
  • 賃貸契約上、事務所とはできない可能性があるため、大家さんや管理会社に確認する必要がある。
  • 自宅では来客の対応などが難しくなるため、会社の規模が大きくなるにつれ、実質的に企業活動に支障が出る。